◆仕事内容(会社全体、所属部署など)
当社はセルロイド製造をルーツとする化学メーカーで、セルロース、有機合成、高分子といったコア技術を基盤に、自動車部品、電子材料、機能性素材、環境配慮型素材(海洋分解性プラスチック)といった幅広い事業を展開しています。
私が所属する部署では、セルロース誘導体を中心とした製品について、電子材料、プラスチック成型、分離膜など、顧客に期待される機能が十分に発現しているかを検証し、さらに高い性能を引き出すための素材改善を検討しています。これらの技術ソリューションをグローバルに展開し、持続的な成長と価値創出を目指しています。
◆芝浦工大での学びが今の職業にどう生かされているか
大学4年から修士2年までの3年間の研究では、外部研究機関との共同研究や海外学会での発表など、指導教授のもとで多様な経験を積むことができました。知識や理論といった基礎はもちろん重要ですが、それ以上に、主体性の根底にある“強烈なアスピレーション(熱意・志)”の大切さを、実践を通じて学びました。こうした実践知は、企業や地域の枠を超えて活動する現在の部署のミッションを遂行するうえで、大きな力となっています。
◆社会における分野横断として、実際にどのようなことをしているか/分野横断に必要なこと
社会には無数の課題があり、その見え方や捉え方は立場や役割によって大きく異なります。多くの場面でジレンマも存在し、一歩踏み出すには勇気が求められます。その壁を越えるために必要なのが、前述の“強烈なアスピレーション”だと感じています。「誰かがやるのを待つ」のではなく、「自ら動く」ことを常に意識して実践しています。
◆芝浦工大生へのメッセージ 組織
部門、地域など、皆さんの周りにはさまざまな“壁”があるはずです。その壁に気づいたときこそ、自らぶつかってみてください。その経験は、皆さん自身の未来を切り開くだけでなく、社会の新しい可能性を描く力にもなるはずです。期待しています。