物質化学化学・生命工学卒業生の声

二輪自動車の完成車領域の設計

2025年3月31日(月)

縄手 舞さん

2018年3月 応用化学科卒業
2020年3月 修士課程 応用化学専攻修了

本田技研工業株式会社

仕事内容(会社全体、所属部署など)

完成車開発における二輪自動車の設計と解析業務です。新しいモデルの開発や既存モデルの改良を行い、性能向上や安全性の確保を目指します。CATIAソフトを使用して設計図を作成し、解析を通じて設計の最適化を図ります。試作車の製作やテストを通じて実際の製品化を進め、他の機能区やデザイナーと協力し、プロジェクトの進行と管理をしています。

芝浦工大での学びが今の職業にどう生かされているか

大学での学びは、設計業務において直接的に生かされています。化学の基礎知識は、材料選定や耐久性評価において大きな役割を果たしています。材料の特性を理解し、適切な材料を選ぶ際に役立っています。また、実験を通じて培った分析能力や問題解決能力は、設計プロセスにおける課題解決に繋がっています。化学の学びを通じて得た論理的思考やデータ解析のスキルは、設計の精度向上や効率化に貢献しています。大学での学びは設計業務において多方面で活用されています。

社会における分野横断として、実際にどのようなことをしているか、または、分野横断を行うには何が必要か

完成車設計では、異なる部門との協力が重要です。完成車設計は他の部門と連携し、製品の性能向上やコスト削減を目指します。具体的には、設計と生産部門が協力し、効率的な生産プロセスを実現します。設計段階でのフィードバックを迅速に反映させるために、生産部門との密なコミュニケーションが求められます。分野横断を成功させるためには、コミュニケーション、共通の目標設定が必要です。これにより、製品の品質向上とコスト削減が実現されます。分野横断的な取り組みは、新しいアイデアの創出にも役立ちます。異なる視点や専門知識を持つメンバーが協力することで、より良い製品開発が可能となります。

芝浦工大生へのメッセージ

在学中に多くの経験を積んで失敗を恐れず、いろいろなことに挑戦してください。就職活動では自分の強みを見つけ、それを活かせるように意識して励むと良いと思います。