課程制の特徴

2024年課程制スタート

2024年、芝浦工業大学工学部は学科制から課程制に移行しました。「ひとつの分野のプロ」から「多岐にわたる知識やスキルを融合できるプロ」の輩出を目指します。

教員は学部に、学生はコースに所属

課程制では、教員は様々なコースの授業を担当し、学生は様々なコースの授業を受講可能になります。

学部長メッセージ

苅谷義治

工学部長

工学部では、入学した主となるコースを軸に、複数分野の知識を横断的に修得できる「課程制」という新しい教育を導入します。この課程制では、工学のほぼ全技術分野を網羅した5課程・9コースを擁する本学工学部の特徴を最大限に生かした幅広い専門知識を柔軟に修得可能で、さらに実践的学びである卒業研究を3年次から2年間行うことで、現代社会が抱える複雑化した社会課題を解決する力を養います。今、工学へ進むことで、持続可能な目標の達成に向け、社会を変えていくことがはじまります。

3つの特徴

分野融合型の
教育研究

5課程9コースへ改組することで、「多岐にわたる知識やスキルを融合できるプロ」の輩出を目指します。

分野別科目群と
副コース認定制度

主コースの学びに主軸を置きつつ、他分野も体系的に学べるカリキュラムを導入します。さらに、条件を満たせば副コースの修了認定も可能であり、自らの専門性に加え他分野の知識も修得できます。

自由に学べる「19の分野別科目群」

学生は様々なコースの授業を受講可能です。
・各分野の専門科目をテーマごとにグルーピング(分野別科目群)
・工学部に19の分野別科目群を用意
・他コース科目として履修可能

副コース認定制度

特定の分野別科目群(10単位)+学内研究留学(2単位)の取得で「副コース」の認定を受けることができます。

副コース認定のためには、1つの科目群から10単位の授業履修および当該分野の研究室における一定の活動(「学内研究留学」2単位)の合計12単位が必要です。(なお、卒業に必要な単位数は124単位で、副コース履修で得た12単位はこの中に含むことができます。)
副コース認定を狙わない場合でも、様々なコースの分野別科目群を自由に履修することができます。自コースの分野を極めたいという場合は、他コース科目を履修せず、自コースの学びに集中することも可能です。

2年間の卒業研究と
他分野への学内留学

研究室への所属を従来の4年生から3年生に前倒しをすることで、早期に課題解決の経験を積むことができます。また、他分野の研究室への“学内留学”を通して、他分野への視野を広げることも可能になります。

研究室への所属を3年生に前倒し

2年間をかけてじっくり卒業研究に取り組むことができ、早期から実践的な課題解決の経験を積むことができます。

他分野の研究室に留学する「学内研究留学」制度

所属した研究室とは別に、他分野の研究室への留学が可能です。半期の留学完了で単位を付与します。

1年次から全研究室を知る授業を必修化

コースを問わず「全研究室に触れる」授業を用意し、他分野への視野を広げます。
・「社会の中の工学(1年前期)」自コースおよび他コースでの学びと社会との関わりを学びます。
・「工学研究探訪(2年後期)」他コース内の10の研究室をオンデマンドで探訪し学習します。